あこがれて渇求

あの時の保健室のあの子は、どうしてる?
5時のチャイムは無視して馬鹿みたいな空色。
朝顔は咲かないって知ってる。

 


本を読んでいた。誰かに見つけてもらいたくて。でも誰もいなくて、よくわからない形が、ぼくの眼球に触れ、傷を付けていった。
席も、目線も、触れなかった手も、存在も、許されないけど存在していた。
好きだよって肯定してあげたい傲慢。かなしさをずっと許さない。

 


馬鹿みたいな空色がプールサイドに混じる。全てが曖昧になって、眩しいふりをした。


ねえ、スティックハイライトはどこに射すの
ああこれって 夏 ?