カラオケ店で昼ドラ17パラドックス

田舎の昼時のカラオケでは、暇を持て余した老人達が年金と引き換えに歌をうたう。暇を持て余した従業員は防犯カメラを避けバックヤードのボロいパイプ椅子に座ってハイライトの煙に溢れる。日光と手を組んだ空よりはこの優しい青色がこの空間では正しく思えたし、他は全部気持ち悪いとも。

絶望のために美味しいものを食べるなんて絶望にすら失礼なんじゃないかとか考えてた。引き止められなかったことなんか大したことないなと思うしかなく、元カレの悪口を言うガールのことが少しわかった気がした。あの娘、自分の荷物を彼氏に預ける自分じゃなくて、自分の荷物は自分で持つ自分のこと、愛してほしかったんじゃないの。まあこれは全て仮説。ひとまわり小さくなった黒目じゃ何の説得力もないって思い込むことだって花はドライフラワーにすれば捨てなくて済むことに気づいたと思っている(実際は先延ばしになっているだけなのに永遠だって思ってる)ことだって、現代、ima、存在しているから正しかったのだ。ひらがなのLINEもネ。

入り口の自動ドアが開く音がした。立ち上がる。風が振り向いたのを現代に甘んじて綺麗だと思った。間違ってないはずだった。

 

 


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それから、